top of page
庵治石石割作業

庵治石墓石の購入をご検討の方へ

田渕石材株式会社では寄り添ったサービスで、それぞれのお客様のニーズに合わせて最適なご提案させていただきます。
庵治石墓石の特徴や、お客様のご依頼から納品までの流れに関しまして、ご案内いたします。
​お気軽にご相談くださいませ。

お問い合わせ
087-871-4814

庵治石とは

庵治石の採石をしている風景画

日本三大石材産地の1つ香川県高松市の庵治町・牟礼町でのみ採掘される「庵治石」。その特徴として、きめの細かな地肌です。

花崗岩の主成分は石英、長石、雲母ですが、庵治石はこれら一つひとつの結晶が小さく、細粒黒雲母花崗岩に分類されます。

細目(こまめ)は小さな黒雲母の数が多く、磨けば青黒い細かな紺(こん)がすりのようになります。

その上、最大の特徴の「斑(ふ)が浮く」という現象があります。これは指先で押さえて、湿り気、潤いを与えたようなまだら模様のあることで、石の全面が二重のかすり模様を見せてくれます。

庵治石の墓石が最高級である所以

美しさ

庵治石の墓石は、耐久性、美しさ、希少性から最高級の墓石として高い評価を得ています。
庵治石の種類として、石目の細かさから「庵治石中目(ちゅうめ)」、「庵治石中細目(ちゅうこまめ)」「庵治石細目(こまめ)」の3種類に分類されますが、この中で最も結晶が細かい「庵治石細目」が最高級品とされています。

豊かな表情

細目は小さな黒雲母の数が多く、磨けば青黒い細かな紺(こん)がすりのようになります。それが最高級石材としての最大の特徴の「斑(ふ)が浮く」という現象です。天然ものだけに、採り出して加工したひとつひとつの石材に豊かな表情があります。

希少性

庵治石の年間採石量の内、墓石用材として使用されるのは、わずか3~6%にすぎません。更にその中でも庵治石細目墓石材の採れる量は極わずかであり、希少性が最も高い墓石材です。世界最高級の墓石と言われる所以がここにあります。

耐久性

庵治石は結晶が細かいため硬度は水晶に匹敵します。吸水性が低く水が浸透しにくいため耐久性に優れています。硬いだけに熟練の加工技術が必要ですが、繊細な加工を施しても永きに渡り形を残しやすいため、細かな文字を刻んで後世まで残していく墓石には最適と言いえます。美しいだけでなく、墓石としての実用性も兼ね備えています。

庵治石墓石の価格は高めですが、それに見合った価値があり、長期的な視点で見ると非常に優れた墓石です。

庵治石の墓石

庵治石の特徴

墓石を作るための庵治石の原石

潤いを与えたようなまだら模様の光沢「斑(ふ)」が浮き出ている

庵治石目は、細かく青みを帯びた細目(こまめ)と石目が粗く淡い他合いの中目(ちゅうめ)の2種類があります。

 

細目の中には、斑(ふ)模様がふわりと浮きあがるものがあります。

 

この「斑が浮く」という現象は庵治石だけの現象です。

​硬くてねばりけがある・吸水性が低く風化の変質に強い

結晶が緻密に繋がり、硬くてねばりがあります。さらに加工が難しい上、吸水性が低く風化・変質に強いのが特徴です。

 

そして、原石を切削時に中からキズが出たり、研磨後に印象が変わることも多くあります。

 

墓石として製品化されるのは、厳選されたごくわずかな原石だけになります。

庵治石の割り肌、磨きについて

庵治石の斑「ふ」

研磨した石の表面に、指先で押さえたような、湿り気または潤いを与えたような、まだら模様のことで、石の全面が二重の絣模様のように見えること。その上庵治石の斑は、自然が作り出したアートのようなもので、石材としての価値をさらに高める重要な要素です。

庵治石の表面拡大写真で斑の様子がよくわかる

庵治石の石目

庵治石は石目の細かさから、細目(こまめ)・中目(ちゅうめ)と言われております。

庵治石細目

庵治石細目

結晶が細かいため、石目が細かく「斑が浮く」という現象が見られます。 庵治石の中で最も高級とされる石です。

庵治石中目

庵治石中目

細目に比べて石目が大きく、色が明るくて美しい白さがあります。
もちろん、細目と同じく「斑」が浮きます。

庵治石の歴史

平安時代後期、京都の石清水八幡宮に、当時その領地となっていた牟礼庄 から庵治石が運び込まれ、再建に使われました。

このことから、現在に到るまで約1,000年にわたって庵治石は採掘され続けてきたと考えられます。

そして、本格的に採掘され始め、1588年に高松城築城から使用されたと言われています。

庵治石の製品第一号は、1643年に松平頼重が讃岐高松藩に入封したときに製作され、1674年に製作された庵治石製灯籠も確認されております。

旧高松藩の御用丁場「大丁場」から庵治石を採掘

屋島から見た庵治大丁場の風景

古くは平安時代からその価値を認められていた庵治石。
なかでも、大丁場の庵治石は世界最高峰の銘石です。

​田渕石材株式会社では、庵治大丁場から庵治石を採掘しています。

香川県高松市の北東部に位置する霊峰、五剣山。
​藩政時代に高松藩の石を切り出していた御用丁場で
庵治石産地の幾つかの丁場群の中で最も埋蔵量が多く、最高品質の庵治石が採れると言われています。

その原石の中からさらに選び抜いた良質なものだけを安定して供給し続けています。

田渕石材株式会社は庵治大丁場の会に属し、香川県の許可を得て庵治石を採掘しています。


香川県採石業者登録番号 第395号 香川県発行   
庵治大丁場内 高松市庵治町丸山10番2

庵治大丁場

“優れた採石技術と加工技術が融合して作られる庵治石。

鍛え抜かれた名工の技によって新しい息吹を加えられて銘石になるのです。”

庵治大丁場の会 世界に誇る最高峰 庵治石の郷より抜粋 発行:2009年6月

なぜ庵治石の墓石は希少価値が高いの?

日本国内で採れる石は、大陸で採れる石と比べてキズが多いとされています。特に庵治石は、瀬戸内火山帯に位置する産地で採れるため、火山活動によって生じた裂け目が非常に多く、採石の際にそれらをすべてを避けるのは非常に難しい状態です。

つまり、事前に無駄と分かっている部分も採掘せざるを得ないのです。庵治石の年間採石量の内、墓石用材として使用されるのは、わずか3~6%にすぎません。この数字は墓石用材として適した庵治石がいかに貴重であるかを示しています。

採掘された大量の原石の中から、厳選された庵治石だけが墓石として使用されます。

石割をしている様子

墓石部材の色目合わせ

墓石は通常複数の部品で構成されますが、その際に課題となるのが、部材同士の色合いや目合いの調和です。
ご存じの通り、石は自然から生まれたものであるため、全く同じものは存在しません。特に庵治石ではこの違いが顕著であり、全体のバランスを取るのが難しく、熟練の技術が必要です。

​例えば同じ原石から切り出した石であっても、目合いが異なることがあり得ます。 その上、原石を加工する際には、常にリスクが伴います。原石の段階で出来るだけ、錆やキズのある部分を避けて選別しますが、石の内部までは確認できません。

外見上問題のない原石でも実際に切ってみると内部にキズやナデ・黒玉や白玉などの不具合が現れることがあります。
そうした場合には、最初から作業をやり直さなければならなくなります。

石割をしている様子

私たちの

想い

つながりを感じる大切な場所

お墓は、自分自身の家系がわかる場所であり、ご先祖様との繋がりを感じる大切な場所です。

 

この大切な場所を通じて、皆様がご家族やご先祖様への感謝の気持ちを深めることができるよう、心を込めてお手伝いさせていただきたいと考えております。

大切なお墓を

後世に残していくために

庵治石の見極め

私たちは庵治石の原石採掘からおこなっています。原石を見極めて割る位置を決めることを「墨かけ」といいますが、ご注文いただいたサイズに合わせ、それぞれの部材に適した石を採り出したり、石の破損がないか等を見極める技術を代々受け継いでいます。

国産最高級だからこそ

庵治石は、見た目の美しさ、硬度、耐久性に優れています。 永きにわたり受け継いでいく大切なものとして、しっかりとお客様のご要望をお聞きします。和型、洋型はもちろんのこと、オリジナルデザインもご対応いたします。

墓石建立の流れ

新しく墓石を建てる場合、契約から引き渡しまで2~3か月かかります。

また、納骨の一般的なタイミングは四十九日と言われていますが、その場合は四十九日までに間に合わないことが多いため、納骨は一周忌や三回忌に合わせて建てることをおすすめしております。

1.ご要望のヒアリング

墓石の型(和型・洋型)や墓石本体のサイズのご要望をお聞きします。 墓石本体以外に、納骨所(カロート)・塔婆立・墓誌・墓前灯籠、物置台等で構成されています。必要な付属品などをヒアリングします。

墓石についての要望をヒアリングしているイラスト

2.霊園や墓所の把握

建立作業の前段階で、墓地の立地や建立場所の把握をします。また、巻石(まきいし)という墓地の境界を明確にするための外柵等が必要かどうかも検討します。次に霊園・墓所の立地条件によって作業内容が変わってきますので、必要な人手や機械・道具を検討します。場合によってはラフタークレーンの投入も必要になります。

墓地の現地把握イメージ図

3.イメージ図の作成

墓所内に墓石本体や付属品をどのような配置にするかイメージ図を描きます。 一般的に東から南向きが良いと言われていますが、立地によっては見た目や参道からの入りやすさも考慮します。霊園が傾斜地の場合もあるため安全に配慮して設計します。

墓石のイラスト
お墓の打ち合わせをしているイメージ

4.​御見積の作成

お客様のご要望や予算に基づき、墓石の種類、デザイン、彫刻内容、基礎工事等を含めたお見積りを作成致します。お見積り内容にご同意いただいた後、正式に工事を着手いたします。

墓石工事のお見積りをしているイメージ

5.文字彫刻

宗派によって刻む文字の内容が異なります。それぞれにふさわしい表現や言葉があります。そのため、宗派の教義や伝統に従った内容を尊重し適切な文字を選ぶことが重要です。その後、原稿が出来上がり確認後、墓石に彫刻をいたします。                                                                                                     

文字彫刻の機械
文字を彫刻している様子

6.施工(基礎工事)

お墓を安全かつ長期間安定して設置する為に基礎工事を行います。まず、設置予定地を整地し、地盤をしっかりと固めます。その後強度を高めるために、コンクリート基礎(カロート)の工事を行います。この基礎工事は、お墓全体の安定性を支える重要な行程です。

墓所でお墓の基礎工事工程写真
お墓工事のコンクリート工事が完了した様子

7.施工(墓石の据付)

基礎が完成した後、お墓の石材を設置します。事前に加工された墓石を一つ一つ丁寧に配置し、石材の間に隙間が生じないよう、慎重に調整を行います。 最後に目地部分の仕上げや清掃を行い、施工全体を点検します。傾きやズレがないかを最終確認し、問題がないことを確認した後に、施工完了となります。

お墓の石材設置の様子
墓石を丁寧に配置
墓石工事施工完了

​墓石ショールーム

弊社のショールームでは、庵治石の最高級墓石を多数展示しております。​庵治石の質感をご体感いただけますので是非ご来場ください。

​庵治石の墓石建立をご検討の方へ

庵治石の墓石建立に関するご相談や、ショールームのご見学などお気軽にお問い合わせください。

以下のメールフォームや電話で承っております。

営業時間:月~金 8:00 - 17:00 土日祝休

bottom of page